弊社にて購入した築40年を超える雑居ビル。
あまり手が入れられておらず、暗い雰囲気の出ていた建物を明るく、明るくシンプルなテナントビルにリノベーションしました。
雑居ビルのリノベーションと一口に言っても、現状や設備の状態、インフラの経路などによって、その手法は変わってきます。
また、立地によって飲食店向けにするのか、飲食以外のサービス業や、物販店向けにするのかなどを考慮しながら、改装計画を立てるる必要があります。
弊社では本物件の立地が難波駅徒歩5分圏内であることや、設備状況、規模を考慮して、1階~3階までは主に飲食系店舗としての利用を想定し、4階~5階については飲食以外のサービス業や物販店向けに改装致しました。
また本物件の当初の賃料坪単価が相場の半額以下であったことから、リノベーション、入退去に伴うテナントの入替え、賃料交渉、移転交渉などを経て、グロス18パーセント程度まで収益性を向上させました。また築年数がかなり経過していたため、将来本物件を安全性が担保された状態でテナント様にご利用頂くことができない時期が来た時に備えて、すべてのテナント様との賃貸借契約を定期借家契約とし、まき直しを行いました。これにより将来の建替計画が実現が容易になり、開発素地としても見ることができるように致しました。
弊社では、こういった物件をリノベーションし、不動産の権利関係を簡潔化し、できる範囲で街にプラスの活力を生むことができるような取り組みを行ってまいります。